手術４日目：劣等感

いままで、栄養剤だけだった

ご飯が、

 

おかゆに変わりました〜

 

 

 

痛くて噛めないけど、

うれしい。

 

 

 

 

そして、顎を覆っていたバンテージを

外していいことになりました。

 

＊すごい腫れているのがわかる。

 

 

 

８月１９日に、

顎の骨を切る手術を行なった。

 

 

入院期間は８月１８日〜９月２日

２週間という期間。

 

 

昔から、歯並びが悪い（八重歯）上に

受け口（反対咬合）がコンプレックスだった。

 

 

 

反対咬合の場合、

多分、普通にしていると口角が

下がりやすいのではないかと思う。

 

 

 

人前で、笑うこと苦手だった。

 

 

 

笑顔が綺麗に憧れていた。

 

 

社会人になった時。

 

 

営業職に就いた僕。

 

 

どうしても、笑顔が必要だった。

 

 

だから、僕は

口角を上げて、顔の筋肉を笑顔に癖づけることを

意識して生きていた。

 

 

 

人間の筋肉は不思議なもので、そうやっていると、

笑顔の表情を作る方が簡単になった。

 

 

 

そうしているうちに、

写真に映る時、笑顔が映えるようになっていった。

 

 

 

でも、、

 

 

反対咬合を隠すために、

 

できるだけ

そうは見えないように、

 

 

作られた笑顔であることは

僕だけが知っていた。

 

 

 

４０代になって、

歯列矯正をするとなると、

お金も時間もかかるのは、

誰しも想像ができることだ。

 

 

 

大人の矯正は１００万円近くかかる

らしいと噂では聞いていた。

 

 

 

そして、何より、何年もかかるらしい。

３年〜５年とか。。

 

そして、場合によっては手術も必要らしい。

 

 

２０代、３０代は

目先の仕事を優先していたので、

 

 

自分の未来に投資するという（緊急ではないが重要なこと）

事柄をなかなか取るという選択をすることができなかった。

 

 

 

でも、歯並びがとても重要であるとうことは

 

 

こんな僕だからこそ、

誰よりもよくわかっていたので、

子供達は、歯科矯正を行わせてあげたかった。

 

 

 

長女は小学校１年生から、

中学１年くらいまで

矯正器具をつけ続けていた。

 

 

次女も幼稚園くらいから、

なんなら、歯が生える前から

矯正を始めている。

 

 

 

入院の日

 

 

妻も一緒に、大学病院に行く必要がある

ということで、

 

 

小学校２年生の次女と、

一緒に新幹線で向かおうと考えていた。

 

 

 

そんななか、

じゃあ、送っていってあげる。

 

 

と、父の車で医大まで送ってくれた。

 

 

 

とても、ありがたかった。

 

 

本当は、入院の荷物もあるし、

子供もいるので、車で行くのがベスト

だったが、

 

 

 

妻はまだ運転初心者で、

高速道路を運転する自信がない。

 

 

 

入院患者は医大の駐車場に

２週間も停めておくことは

できないことになっていた。

 

 

 

 

入院の前、

 

 

妻から

 

「万が一のことがあったら

いけないから、

ちゃんと寝て体力を保って。」

 

 

父から

 

「どうだ、覚悟はできたか？」

 

 

 

２年生の次女から

「パパ、死んじゃったりしないよね」

 

 

と言われた。

 

 

 

心配してもらえて

ありがたかった。

 

 

 

 

でも、

その時の僕の心境は、

 

頑張るも何も。

いよいよじゃないか！

 

という、粛々と進んでいく物事の

流れの中にいるだけだった。

 

 

 

それだけ、歯列矯正が

自分の望みだったんだろうな〜

と、思った。

 

 

心配も何もない。

 

 

すでに、そこには、

矯正してどうなっていくのか

ちょっと楽しみな自分がいたのだと思った。

 

 

 

で、

 

こうして、手術を、

いざしてみたら、

 

術後の辛さに、

のたうち回っているます

 

 

 

固形物食べられるようになりたいな〜

 

 

 

 

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