

断熱性能が高いと
「暖かい家である」という勘違い。
え〜どういうこと?
というお話です。
300棟以上の家づくりに携わり、
「家づくりは幸せづくり」を信条とする
サイエンスホーム八戸の代表・橋本英文です。
自らもサイエンスホームの家に住み、
その快適さを日々実感しています。
家づくりを通じて、皆様の人生を豊かにする
お手伝いをいたします。
ーーーーーーーーーーー
それでは、2025年4月20日(日)号
よろしくお願いします。
昔の家は、
隙間風があることが前提だった。
そして、そもそも
家そのものを温める発想ではなかった。
という話を昨日のブログでしました。
で、40年くらい前から徐々に、
家そのものを温めて
省エネの暮らしをしましょう。
という考え方に変わっていった。
そして、昔の家のイメージは、
木の家。
というか、
木の家しかなった。
木が表しになっているは
建物を乾燥させるという
発想なので、それは良い。
断熱施工をしようとした時に、
当初は業界も手探りで
いろいろな失敗をしてきたわけだ。
なので、昔の家は、
断熱化される前のものだったり、
過程のものだったりするものも、
今も普通に現役で家として
住まれているわけだから。
木の家=隙間風で寒いイメージ
というのを持っている人も
いるかもしれない。
断熱については、基準もどんどんできて、
世間もかなり意識するようになった。
しかし、それと対をなす
気密はあまり意識されていない
僕は、気密について、
最近何度かブログで記事を書いた。
詳しくは、そちらを見てもらいたい。
2025年3月7日「C値(家の隙間の大きさ)の話」
https://sciencehome-h.co.jp/h-blog/5233/
2025年4月10日「気密性がピンとこない」
https://sciencehome-h.co.jp/h-blog/5547/
2025年4月11日「超高気密住宅(C値=0.11㎠/㎡)」
https://sciencehome-h.co.jp/h-blog/5551/
では、気密が低いと、
どんなことがあるかというと、
(1)暖かい空気が出て、冷たい空気が入ってくる。
冬。
いくら暖房で
室内を温めようとしても、
暖かい空気が
家の隙間から
家の外に抜けていって、
その代わりに、
冷たい空気が
外から入ってくる。
例えば、
暖房からの
暖かい空気で、
家の空気を温める。
暖かい空気は、
軽いので、
上に上にと上がっていく。
そして、
天井や屋根の
隙間から抜けていく。
すると、
空気が抜けると、
気圧が下がるので、
空気が下から入ってくる。
すると、
足元が寒い
という状況が作られる。
(2)24時間換気がなされない
シックハウス症候群が
問題になり、
対策のために
24時間換気が
新築住宅への
設置が義務化された
2003年。
換気計画は
澱みなく
換気をすることが
できるように
するために、
どこに換気を
設けたらいいのか、
計算されている。
でも、これは
家に隙間がないことを
前提に設計されている。
隙間があると、
十分に換気が働かない。
相当隙間面積1㎠/㎡(C値が1)でも、
自然給気口からは
50%の給気しかできない
というデータもある
(3)気密性能が低いと、断熱性能は無力化する
どんなに
良い断熱材を
厚く施工しても、
気密性能がないのであれば、
冷たい外の空気が
直接侵入してくるので、
せっかくの断熱性能も
無力化します。
実質的な数値も、
このように、
どんどん下がって
いくのがわかります。
でも、これは、
設計段階では表されません。
ハウスメーカーが
表示している、
断熱性能の数値
というのもは、
結局、
隙間が
0だった場合
という計算の前提で
表示しています。
隙間の面積が
少ない住宅作る肝は、
施工技術と施工精度。
家の暖かさって、
結局、
体感温度なんです。
体感温度=
「断熱性」×「気密性+躯体」
×「仕上げ材の熱伝導率」
国が示して、
皆が暖かい家の
基準だと思っているのは、
一般的に断熱性能の
数値を比べているだけ。
下記の図は、C値(隙間面積)ごとの
実質的なUa値(断熱性能)
の数値を表してものです。
そして、日本全国の断熱区分の表と比べてみます。
これらの表を見ても、
C値(気密性)=0
計算値UA値=0.46(札幌の等級4の基準)
実質UA値=0.46(札幌の等級4の基準)
でも、
C値=2.0
計算値UA値=0.46(札幌の等級4の基準)
実質UA値=0.56(札幌の等級2の基準)
2つも等級が落ちてしまうんです。
なので、
断熱性能だけで高めても、
厳しいんです。
これくらい、
気密性能が大事なんです。
じゃあ、
大手ハウスメーカーさんって、さぞかし
気密性能がいいんだろうな〜〜
って、HP見てるんですけど、
ほとんど出てこない。。
国が言っている
高気密住宅の基準
となっているのが、
C値=1.0㎠/m2以下
そして、国内でも、
かなり高気密にこだわっている
会社さんだと、
C値=0.5㎠/m2以下
ある大手さんも、
C値=0.59㎠/m2
と明確に公表しているところもあります。
でも、
気密性能は0.5以下まで
はいっていない。。
まだ、公表している場合は
いいんですけど、
他のハウスメーカーさんは、
はっきりと数値を書いてないんです。
*気密1.0仕様をご提案しますに留めている。
*完成時に認定証明書を発行くらいに留めている
それでも、
木造のメーカーさんは
まだ施工で、
気密性能を
発揮しやすいと
言われています。
鉄骨メーカーさん
になると、
気密性能は悪いんですよ。
これって、逆のイメージ
ありませんか?
鉄骨は工場で
作っているので、
精度も高く、隙間もなさそう
というイメージ。
でも、実は木造の方が
構造上気密性能を出しやすいんです。
鉄骨だと、気密取りにくいんです。
イメージって怖いですよね。
だから、木の家で考えてみても、
昔の木上の寒いイメージが
みんなの頭の中に残っている。
だから、
どんなに技術が進歩していても、
その昔のイメージで、
寒いんじゃないかな〜
って、思ってします。
だから、
そのイメージで
最新の木の家に
足を踏み入れて
あったかさに驚く様子をよく見ます。
頭が混乱するのようです。
また、寒冷地で
本当に冬暖かく
過ごしたいと思った時。
僕も含めて
男性は、数値で比較しようとします。
(僕も含めて男性はなぜか
理屈とかデータ好きの人多いですよね。)
数値が絶対だと
思い込んでしまいます。
でも、実質的、体感的に
どうかは全く別の話。
僕の縁ある人たちには
健康で健やかに気分良く、
過ごせる木の家で
過ごしももらえたら
いいな〜〜
って、いつも思って
直接会った時や、
こうしてブログで
お話をしています。
ブログNO 3717
<相談会>
敷地を活かす家づくり相談会
開催日時:〜2025年04月27日(日)
①10:00~ ②13:00~ ③15:00~ ④17:00~
家づくりを考え始めた方、
すでに土地をお持ちの方も、
まず知っておいていただきたいのが
「敷地調査」の重要性です。
敷地調査とは、
現地の高低差や日当たり、
隣家との距離や風通し、さらには役所での
法的確認や地盤調査などを通して、
「この土地にどんな家が建てられるのか?」
「どんな工夫が必要なのか?」を
明らかにするステップです。
この相談会では、
プロの視点からあなたの敷地や検討中の土地について
詳しくアドバイス。
土地のポテンシャルを
最大限に引き出すヒントを得られます。
すでに土地をお持ちの方はもちろん、
まだ土地を探している段階の方にも、
「土地を見る目」を養う絶好のチャンスです。
後悔しない家づくりの第一歩を、
ぜひここから始めてみませんか?
⇩ご予約はこちらから
【まちかど移動式展示場&販売会】
八戸市旭丘 3LDK 29坪
見学&販売開始
毎日10時〜17時
完全予約制です。
詳しくはこちらをご覧ください。
↓
https://sciencehome-h.co.jp/event/9948/
ーーーーーーー
【小中野モデルハウス】
〒031-0802
青森県八戸市小中野6丁目21−16
☎️0178-34-5235
見学時間 10:00〜17:00
水曜日定休日
小中野モデルハウス
見学クラウドから簡単に見学の予約が
できるようになりました。
https://www.ie-miru.jp/cms/yoyaku/shhachinohe
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイエンスホーム のコンセプトは、
安心・安全・快適で暮らしまるごと楽しめる、
“1000万円台〜”叶えられる木の家 です。
“外張り断熱×真壁づくり”で 高気密
信頼できる、熟練の大工と
一緒に真心込めて叶える
『子育て世代が手の届く、
毎日心地よく暮らせる住まい』
サイエンスホーム八戸
橋長の家づくりは自社設計ですので、
施主様のご要望に丁寧かつ柔軟にお応えします。
こだわりが沢山詰まった”木の家”で
暮らしてみませんか?
住所 | 〒031-0821 青森県八戸市白銀3丁目14-5 マップを見る |
---|---|
定休日 | 日・祝 ※日・祝日は予約のみ対応となりますので、ご予約をお願いいたします。 |
営業時間 | 平日10:00〜18:00 |
まだデータがありません。