実はリフォームの方が大変

妻は洋裁が好き。

 

 

結局は、大学に進学したのだが、

洋裁の専門学校に行きたいと

思っていたほどだった。

 

 

 

 

 

今でも、ハンドメイドが好きで、

色々作っている。

 

 

洋服を作るのも好きで、

自分で作ることもできる。

 

 

妻と、洋服の話をしている中で、

「へ〜」ということがあった

 

それは、

新しく、洋服を作るよりも、

お直しの方が難しいということ。

 

 

 

 

例えば、

Lサイズの洋服を

親から受け継いだとして、

 

 

それをMサイズの自分が着るために

サイズの直しをしたい

というケース。

 

 

 

 

依頼主さんは、

「ちょっと、丈を詰めるだけでいいから」

って、簡単にできるものとして考えている。

 

 

だけど、実は、

そんな簡単なことじゃないという。

 

 

 

依頼主さんは、ジーンズの裾を詰めるくらいで

考えているかもしれない。

 

 

 

妻が、サイズを直すために、

単に裾を詰めるということを

すると、バランスが崩れてしまう。

 

 

 

横幅とか肩幅とかはLサイズなのに、

裾の丈だけMサイズにするということだ。

 

 

 

一番最初に作った時が

ベストなバランスで作られている。

 

 

 

なので、そこが崩れてしまうとのこと。

 

 

 

妻は、

 

昔、プロにお直しに出すと

２万円ということだったが、

 

５万円の洋服だったので、

似合うようなサイズで着たいという

思いから、お直しに踏み切った。

 

 

 

で、サイズを調整したのだが、

それでも、元の気に入っていた

シルエットが出なくて、

着なくなったと言っていた。

 

 

 

裾を単純に詰めるだけなら、

５００円くらいで

やれるかもしれないけど、

 

 

結局、全部解いたり、

いろんなことを

することを考えると、

 

 

３万円って、

価格設定していないと難しいんだよね〜

 

 

 

しかも、実際に、糸を解いてみたら、

とても繊細で難しい作りになっていて、

逆に布が足りない部分が出てくることもある。

 

 

それでも、もう布がないので、

他の布で、オリジナルとは違うが、

デザイン性を加えて、

 

新たな価値に生まれ変わらせる

というようなことをする

必要性が出てくることもある。

 

 

 

そうなると、

もうオートクチュールとかのレベル。

 

 

 

そこの部分で１０万かかるとかるかも。

トータルのお直しが１３万です。

ということになる。

 

 

だから、新しく買った方がいいんじゃない？

ってことにもなる。

 

 

 

へー、なるほどね〜

 

 

でも、冷静に考えたらそうだよね〜

 

って思った。

 

 

 

住宅のリフォームと一緒だ。

 

 

 

リフォームをする人の

目的はさまざま

 

 

・老朽化してきたから。

 

 

・家族構成が変わったから。

 

 

・今の家が寒くて、性能を強化したい。

 

 

・デザインを変えて気分転換。

 

 

・リノベーションで別物に生まれ変わらせたい

 

 

で、簡単でいいから。

 

 

２００万〜３００万くらいで

できるでしょ。

 

 

って、頭の中で思って、

工務店さんに相談される方も

多いんですけど。

 

 

実際に、みてみると、

１５００万とか２０００万の

見積もりになったりして驚く。

 

 

 

何をすればどのくらい、

お金がかかるかわからないのと、

開けてみないとどうなるかわからない

ケースもあるからなんです。

 

 

例えば、棚をつけたい。

 

って、

なったとして、

 

 

棚をつけようとしたら、

下地が入っていなかった。

 

 

施工費用が１０万で

みていたとして、

 

まず、

下地分の材料と

施工費が別にかかる

 

 

 

下地をつけようと、

壁をあけてみたら。

 

 

中の木が腐っていて、

下地を支える柱が

ボロボロになっていた。

 

 

すると、そこを補強しないと

下地も棚もつけることができない。

 

 

 

結局、

１００万とか２００万とか、

かかることになるんですよ。

 

１０万だと思っていて、

１００万とか２００万だと

驚きますよね。

 

 

 

頼む方は

簡単にできるものとして

頼むんですけど、

実際のところは簡単じゃない。

 

 

そんなことってたくさんありますよね。

 

 

リフォームをするときも、

一番親切なのは、

ちゃんと有料で調査してくれるところ。

 

 

 

壁を一部壊したりしないと

わからない場合もあります。

 

 

 

また、壊さなくても、

調査はちゃんとやると有料でやらないと

調べきれないことも多いんです。

 

 

 

それに、

有料で調査したとしても、やっていて

思わぬことが見つかるかもしれないんです。

 

 

 

その時は、実際のところ

追加で費用がかかるのを依頼主さんが

支払うのか、工務店さんが負担するのかは別にして、

色々、簡単ではないんですよ〜〜

 

 

洋服も、住宅も

お直しは、一般の方が

求めているクオリティーにしようと思うと、

思ったより費用も労力もかかって簡単ではない。

 

 

 

という共通点があるんだな〜

非常に興味深いと思って聞いていました。

 

 

 

 

 

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