ある銀行員の方から聞いた働きの話

その方は、もともと

銀行で仕事をしたいた。

 

 

主に行っていたのは、

住宅ローンの仕事。

 

 

首都圏で、

仕事をしていたので、

家を買おう

 

というお客様の中には、

 

６０００万とか

８０００万とかいう方もザラだった。

 

 

 

 

あるとき、若い夫婦が

相談にきたことがあった。

 

他の銀行で

ローンが通らなかったので、

ここならばと、

期待を胸に訪ねてきた。

 

若い夫婦ごは

家ができた後の

夢の話をしてくれた。

 

 

新居ができたら、

お庭でバーベキューやって、

 

 

子供たちの待望の子供部屋

で喜ぶ姿が浮かぶんです。

 

それに、将来親の介護も

家があれば安心です。

 

 

その話を聞いた時は、

とても嬉しい気持ちになった。

 

 

 

審査の用紙を書いてらい、

数字や状況を見てみると、

 

審査にはいい内容ではないな〜と思った。

 

正直、厳しいと思った。

 

 

そもそも通せるのだろうか？

 

 

通せても、３０００万。。いや

２５００万くらいかもしれない。

 

 

それでも、その銀行員さんは

一生懸命稟議を書いて、

上司にも相談しながら、審査を上げた。

 

何度も、何度も稟議を書き直し、

時間も労力もたくさん使った。

 

 

苦労の末

そのお客様の住宅ローンの審査が通り、

 

お客様は念願のマイホームを

造ることができた。

 

 

完成した後、

銀行員さんはその

お客様の新居に招かれ

たくさんお礼の言葉を

いただいたのだそうだ。

 

 

「あなたのおかげで、

この家ができました。

本当にありがとう。」

 

６０００万、８０００万といった

他の案件からすると

大きな売上ではなかったか。

 

 

とても面倒で

時間がとられうことは

わかっていた。

 

 

でも、やっぱり、

そのご夫婦に喜んでもらいたい

という一心だった。

 

と銀行員さん。

 

 

これをまさに、

ほんとうの働きだと思った。

 

 

ほんとうの働きには、

真の喜びがともなう。

 

 

美味しいものを食べるのって嬉しい、

喜びだと思う。

 

 

 

でも、５年前に

食べた一番美味しいもの

何を食べたか覚えていない。

 

４年前も、３年前も、、

２年、、１年でも、

正直覚えていない。

 

 

人は、外から与えられたものって

あまり覚えていないのかもしれない。

 

 

だけど、この銀行員さんの

体験したことは、

 

喜びが自分の中から

湧いてきたものだ。

 

 

湧いてきた喜びは

忘れることはない。

 

 

何の期待もなく、

予期するところもなく働いた時、

 

おのずからに関する喜びは、

他のどんな喜びにも

かえることは出来ない。

 

 

 

僕も、家づくりに関わる

仕事をしている。

 

 

 

そんな、仕事、そんな働きを

していこうと思った出来事でした。

 

 

 

 

 

ブログNO　３１８３

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